再会

僕がハーレーと再会したのは、インターネットの電子の海でのことでした。
大学生になった頃「これからは、パソコンやインターネットが使えなければ、社会人として通用しなくなる」という風潮があり、大学でも情報関係の授業が盛んに行われるようになっていました。

一方で、家庭ではインターネットを気軽に使える状況ではなかったので、大学で触れるインターネットの世界にはおっかなびっくり、何をしていいやらわかりませんでした。
ふと思いつきで「バイク　免許」「大型二輪」などの言葉を、検索エンジンに入力したとき、様々なバイクの写真を掲載したホームページにたどり着きました。

僕の記憶の中にあった、1枚のモノクロームの写真が、なぜか鮮やかな色つきで、記憶の表面に浮かび上がってきました。
僕も自分のハーレーを、他人に見て欲しい気持ち、ハーレーを通して他人とつながりたい気持ちは、今もとても強いです。
そのためのツールとして、インターネットは最適なのです。